㈱ダイフクプラスモア(西村章彦代表取締役社長)は来年2月、門型1・5Wayドライブスルー洗車機の新機種「ファブリカNEO」(=写真、スタンダードモデル、メーカー小売希望価格1030万円)、「アヴァンテNEO」(メーカー小売希望価格975万円)をそれぞれ販売する。同社としては約4年半ぶりの新モデルで従来モデルの様々な特徴はそのままに、静音スポンジブラシ、高密度ガラス系コーティング、洗車レコーダーを搭載するなど新たな機能を追加した。両機種合計で年間500台の販売を目指す(価格は税抜)。
新モデルは、鮮やかなブルーとグレーの2色をスパイラル状に配色した新スポンジブラシ「マシェルNEO」を採用、トップブラシは斜め植え付けとすることで洗車中の車内騒音を約3db低減した。また、同社が2年半かけて独自開発した高密度ガラス系コーティング「プロストコート」を使用することで、シリコン樹脂の結合密度を大幅に高めた上、複数回かけて多層構造とすることでこれまでにない流水性、耐久性、防汚性、光沢性を実現。手掛けコーティング同様の効果を洗車機で行うことが可能となった。さらに車高ゲート上のセキュリティカメラ(標準搭載)により、24時間連続で動画録画が可能で、洗車中の万一のトラブル時や防犯対策にも有効活用できるようになった。セキュリティカメラの設置は要望に応じて他機種でも可能とする(要オプション)。
洗車機用スマートフォンアプリを開発中=ダイフクプラスモア
また、㈱ダイフクプラスモアは、洗車機用スマートフォンアプリ「@Wash System」(アット ウォッシュ システム)を開発している。同アプリは、洗車アプリ会員となることで電子式の「@Washプリカ」の購入が可能となり様々な割引特典が受けられる洗車会員制サービス。
予め料金(月額2000円~5000円)を支払うことで、有効期間中は何度でも洗車できる月額課金制の会員モデル「洗い放題会員」、各種クーポン配信など新たな洗車サービスを提案し、アプリでプリカを購入することで洗車機の前ではキャッシュレス実現が可能となるという。SSにとっては洗車会員化することで顧客の囲い込みが可能となるほか、セルフ洗車機各種集計機能を搭載、店舗、支店単位で日別・月別レポートをWEB出力が可能、となるなど洗車収益アップ、業務効率化にも貢献する新サービスとなる予定。発売時期は未定。
12月6日に行われた新製品発表会で西村社長は「弊社は業界に先駆けた連続洗車機や節水・静音タイプの洗車機、『魅せる泡洗車』シリーズなど、さまざまな製品を開発し市場へ投入してきた。今後も開発・生産部門のダイフクと“製・販一体”の理念のもと、お客様に安心してお使いいただける販売・サービス体制を確立していく」「ダイフクプラスモアは、これからも『お客様第一』の姿勢で、機種の選定から高付加価値メニュー、洗車ノウハウの提案、きめ細かなメンテナンスまで一貫して取り組むことで、お客様に喜ばれ信頼される洗車ビジネスのベストパートナーとして、洗車の収益向上や省力・省人化のお手伝いをしていく」と述べた。