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作業スピード約3倍向上できる園芸用誘引結束機を発売=マックス

2019年12月20日

 マックス㈱は、園芸用誘引結束機『強保持力テープナー HT―S45E』を今月23日に発売する。

 「テープナー」は、1969年に同社が世界で初めて製品化した、茎やつるを支柱や番線とともにテープを回して片手でホッチキス留めを行う機械。従来品は、トマトやキュウリの誘引作業、ブドウやキウイフルーツなどの新梢誘引では大幅な省力化を実現してきたが、梨などの結果母枝誘引には保持力が足りず、ユーザーから「枝が太く、反発が強い箇所にも使えるタイプがほしい」との要望が多く寄せられていた。

 今回発売する『強保持力テープナー HT―S45E』は、新たに開発した専用テープと専用ステープルを採用することで、従来の約2・5倍の保持力を実現したことが特長。これまで手結びが主流であった、梨やブドウの結果母枝誘引作業で、手結び比約3倍の作業スピードアップとなり、大幅な省力化につながることが期待できるという。テープナーの操作は、ヒモの手結び作業と比較すると熟練技能も不要なため、容易に誘引作業を行うことが可能。握りやすい「エラストマ(滑り止め)付きグリップ」を新たに採用し、使いやすさも向上させた。サイズはW40×L400×H170mm、540g(いずれもフック除く)、結束範囲は最大φ45mm。全国のJA、種苗店、園芸店、資材店などを通じて販売する。希望小売価格は1万5000円(税別)。

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