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日本製粉等が「トマト黄化葉巻ウイルス検出キット」を開発し販売開始

2019年12月18日

 日本製粉㈱(近藤雅之代表取締役社長)と茨城県農業総合センターは16日、「トマト黄化葉巻ウイルス(TYLCV)検出キット」〔写真〕を開発したと発表した。 

 トマト栽培では、TYLCVによる黄化葉巻病が発生し、品質や収量の低下が問題とされている。ウイルスはまん延が速く、感染すると大きな減収につながるため、早期に診断し対策を講じる必要があるものの、生理障害との区別が難しいため、指導機関や農業者等からウイルスを簡易に検出できるキットの開発が求められていた。

 両者では、TYLCVの簡易診断の実用化に向けて共同研究を進め、今年4月に「TYLCVの免疫学的診断法」について特許出願申請を行い、この成果をもとに、日本製粉がTYLCVを生産現場で迅速に検出できる国内唯一のイムノクロマトキット「Agripalette アグリパレット(トマト黄化葉巻ウイルス)(商標出願中)」を開発、今月23日から同社グループの㈱ファスマック(布藤聡代表取締役社長)で販売を開始する。

 同商品は、▽専門の機器がなくても、ほ場等での診断が可能、▽操作が容易で、短時間(30分程度)で検出が可能、▽ラインの数で分かりやすい判定、であることが特長。検出キットを使用することで、早期診断が可能となり、発病株の抜き取りや媒介虫の防除等により同病のまん延を防止できるという。定価1万5000円(10個入り、税抜)。

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