丸紅㈱は17日、ロシア「Victoria Estate」(VE社)のグループ会社である「Sovkhoz Electrostalsky」(SE社)から、日本種イチゴ栽培用温室の機材供給案件を受注し、売買契約を締結した、と発表した。温室の設計と機材供給はJFEエンジニアリング㈱が行う。
VE社グループはロシアマーケットにおける高品質なイチゴのニーズの高まりを受け、VE社グループが所有するモスクワ州郊外のエレクトロスタリ市ビクトリア産業団地で、日本種イチゴを栽培する温室の建設計画を立案した。同事業の建設工事は全3期(30ha規模)にわたり、今年度より10haずつ建設される予定。丸紅とJFEエンジニアリングはその第1期工事として、10haの温室の機材を供給する。
この事業は、ロシアにおける雇用創出、経済振興に資する社会貢献性の高い事業として認識され、モスクワ州政府の税制優遇・補助対象事業となっており、日本でも農水省の食品産業グローバル展開推進事業の補助対象事業となっている。
SE社はVE社が所有するエレクトロスタリ市ビクトリア産業団地で、野菜・果菜栽培事業を行う農業事業会社。