茨城県(大井川和彦知事)とスーパーマーケットの㈱カスミ(本社=つくば市、石井俊樹代表取締役社長)は11日、「包括連携協定」を締結した。
包括連携協定の取組みのひとつとして、モバイルアプリ決済を利用した、カスミが運営する無人店舗の「オフィススマートショップ」と、やさいバス㈱(加藤百合子代表取締役社長)が静岡、神奈川、長野各県で行っている生産者と消費者を結ぶ「やさいバス」事業の茨城県への試験運用へ向け、3者での協働を開始する。
「やさいバス」事業は、やさいバスが提供するマッチングアプリを介し、生産者と消費者のニーズをダイレクトに繋ぐ試み。カスミが茨城県の支援のもと、水戸市からつくば市内の主要施設へ、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス㈱の「U.S.M.H公式モバイルアプリ」によるモバイル決済を利用した、無人店舗の「オフィススマートショップ」を順次開設。カスミの商品配送網を利用し、消費者が注文した果実・野菜を最寄りのバス停まで届ける。 オフィススマートショップは〝バス停〟として、「やさいバス」の生産者と消費者をつなぐ場の役割と、カスミ取扱商品の出張販売所として、施設利用者の利便性の向上を担うとしている。