農林中央金庫福岡支店と福岡県森林組合連合会は、木の温もりや機能性といった木材の素晴らしさを広めるため、宇美町等に県産材を使った木製ベンチ(4脚)と枡(250個)を贈呈した。このほど宇美町立中央公民館で開催された「第32回巨木を語ろう全国フォーラム福岡・宇美大会」で贈呈式が行われた。
ベンチは、和歌山の㈲白樫木材が手掛けている「アドベンチー」を採用。フレームを購入し、座・背もたれ部分に研鑽材のスギ4寸角材(福岡県広域森林組合が製材)を使用した。今後、ベンチ4脚は、宇美町(2脚)、新宮町(1脚)、朝倉市(同)に設置される。枡は京築ヒノキを使用し、側面にはレーザーで文字入れされているもので、福岡県の豊築森林組合が製作した。フォーラム後の交流会で参加者に配布され、鏡開き後に枡で乾杯を行った。
「巨木を語ろう全国フォーラム」は、全国の巨木の愛好家や専門家で構成する「全国巨樹・巨大林の会」等が開いているもので、福岡県では初開催された。