クミアイ化学工業㈱は16日、同社開発剤アクシーブ(一般名:ピロキサスルホン)を含有する畑作用除草剤が、9月26日付けでインドで農薬登録されたと発表した。
アクシーブは、ダイズ、コムギ、トウモロコシなどの作物に使用可能な畑作用除草剤として、既に世界14か国で登録を取得しており、インドの登録は15か国目。インドではコムギ栽培で問題となっているALS阻害やACCase阻害の既存除草剤抵抗性のイネ科雑草を主対象としており、それらに高い除草効果を示す同剤が抵抗性雑草防除に有効な除草剤として期待されている。
インドのコムギ栽培面積はおよそ3000万ha。同社では、このうち除草剤抵抗性雑草が問題となっているインド北西部を中心に普及・拡販し、2022年にはアクシーブ剤の普及面積100万ha以上を目指すとしている。また、アクシーブ剤について、登録予定国における円滑な上市を支援し、20年には世界17か国での販売を予定、22年には世界市場で320億円以上の売り上げを目指す。