JAバンクあきたは8 月29日、県内JAの担い手金融リーダー(農業融資の実務リーダー)を対象
に「2 019 年度JA バンクあきた担い手金融リーダー会議」を開き、県内J Aの信用部門職員等約30名が出席した。
同会議では、県内J Aを代表して、J A秋田ふるさと、JA こまち、J A秋田しんせいの各担い手金融リーダーが、自らのJA での農業融資推進における取組事例を報告。JA内の営農経済部門や農機センター等との連携によるニーズ発掘の重要性や、農業融資専任や融資渉外担当者等による積極的な出向く活動についての報告を受け、参加者は熱心に聞き入っていた。会議の後半では、「効率的・効果的な農業融資の推進」をテーマにグループ討議を実施。参加者が自身のJA の現状を整理し、そのなかから見えてくる課題・問題点をグループ内で共有。最終的に課題・問題点に対する解決策を議論し、その結果を各グループが発表した。
担当者のスキルアップに対する課題認識が多く挙げられ、改善策としては、農業に特化した研修や勉強会を充実させていくことが第一歩との意見が出た。このほか、事務フローや初期対応マニュアル等を整備することが、経験の浅い職員にとって有効だという意見もあった。
会議の出席者からは、「担い手金融リーダーとしての自覚を持ち、ノウハウや知識を内部で共有していきたい」や、「事例報告をしたJAの取組みを参考にして、担い手のニーズに沿った対応に努めたい」等の前向きな意見があった。
J Aバンクあきたは今後も引続き、担い手のニーズに沿った金融サービスの向上に取り組んでいくこととしている。