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高強度・高止水・耐震ポリエチレン製排水管を本格販売開始=デンカ

2022年6月1日

 デンカ㈱(東京都中央区、今井俊夫代表取締役社長)は、農業・土木用のポリエチレン製排水管「トヨドレン」シリーズの新グレードとなる「トヨドレンエース」の販売を開始した。
 トヨドレンは地下水の集排水用途で使用されており、1967年の販売開始以来、農業分野では生産性の高い田畑作りや、生産物の品質向上、安定的かつ多量な収穫に寄与し、土木分野では道路整備や河川改修工事などに使用されている。
 同社によると、本格販売を開始する「トヨドレンエース」は、①独自の製造技術により軽量かつ同社の従来品比約2倍となる偏平強度(曲げやねじりなどの力が加わった際の、寸法変化〔変形〕のしづらさ)を実現、②接合部に採用したカフ構造(写真)により、レベル2相当の耐震性(阪神淡路大震災等、極めてまれであるが非常に強い地震動〔地震による地面の揺れ〕に耐えうる耐震性)と高い止水性が備わり、管路の機能を保持、③本管と接合部品を一体型とすることで施工性を向上したほか、施工現場での長さ調整を可能とした高止水接合部品(ソケット)もラインナップし、施工ニーズに即応した、ことが特長。
 デンカでは「従来製品をさらに高機能化した『トヨドレンエース』を展開し、頻発する自然災害から農地やインフラを守り、国土の強靭化に貢献していく」とコメントしている

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