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JAいわみざわとカゴメと加工用トマト産地拡大で連携協定を締結=YAJ

2021年9月3日

 ヤンマーホールディングス㈱のグループ会社であるヤンマーアグリジャパン㈱(=YAJ、大阪市、渡辺丈社長)は2日、カゴメ㈱、JAいわみざわとJAいわみざわ管轄内における加工用トマト産地の拡大推進を目的とした連携協定を締結した。

 協定では、YAJ北海道支社が中心となり、収穫機のメンテナンスなど、農業機械の稼働安定化をサポートする。今後、3者の連携により加工用トマトの産地拡大を更に推進し、地域農業の振興と発展に貢献するとしている。

 CEにおける米の品質事故は、過剰荷受けや高穀温・高水分のままの半乾貯留、穀温管理の形骸化、施設や機械の点検装備など必要なローテーションを怠るなど、基本ルールを守らなかったことにより発生したものが多い。また近年では、CEの衛生管理に対する消費者、実需者等の要請が厳しさを増しているなかで、農水省による衛生管理の指導が強化され、補助事業で米穀保管施設を新規に整備する際の要件、農産物検査の検査場として業務を行う際の要件として、(既存)施設の環境が衛生的に保たれていることが必須となった。今年6月から全ての食品事業者に対してHACCP制度に沿った衛生管理が制度化された改正食品衛生法が完全施行され、CEにおいては法律による制度化の対象外となったが、取引先のニーズ等から、JAグループとして衛生管理や品質事故防止を徹底する。

 昨年度は、共乾施設における火災が多く発生したことなどから、今年度は火災事故防止に留意するとしている。

【協定の合意事項】
●加工用トマトの拡大に向けた推進
●産地に合わせた加工用トマトの栽培技術の改善
●加工用トマトの品種開発・導入
●加工用トマト収穫機の運用及びメンテナンス
●その他本協定の目的に資すること

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