信州大学がサテライト機関として参画する「動物のサイレントボイスとの共感」研究グループは、鹿児島銀行の協力を得て、牛の島として知られる沖縄県竹富町黒島のさくら牧場で、プロジェクトチームで開発したエッジAI技術とLPWA(Low Power Wide Area)技術による放牧牛IoTモニタリングシステム「PETER(ピーター)」を用いた動産・債権担保融資(ABL)への適用に関する実証実験を開始した。
信州大では、個体を遠隔からモニタリングするPETERの活用により、適切・効率的な動産・債権担保融資の実行に繋がり、持続可能な畜産経営への貢献が期待されるとみている。同実証実験は22年3月末まで実施する予定。