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農林中金香港駐在員事務所とJAたじまが香港日本人学校でオンライン授業

2021年7月29日

 農林中央金庫香港駐在員事務所とJAたじま(兵庫)は13・14の両日、香港日本人学校(大埔校・香港校)の5年生に対し、JAたじま管内で生産している「コウノトリ育むお米」を題材に、日本人の主食である米を作るための工夫や苦労、日本から香港への米の輸出や香港での日本米の販売状況等について授業を行った。

 授業は農林中金の職員が学校へ赴いたほか、JAたじまと学校をウェブ会議システムでつないで行われた。両校合わせて約100名の生徒が受講した。農林中金とJAたじまは、かつてシンガポール日本人学校で同JAの取り組みを題材に食農教育を実施していた経緯があり、今回のオンライン授業が実現したもの。

 JAたじま営農生産部米穀課の木谷和喜課長と住吉良太係長が、現在海外8か国で販売されており、2017年から香港向けの輸出を開始した「コウノトリ育むお米」の取り組みについて説明。コウノトリは1971年に国内で絶滅し、2005年に管内に飼育個体を放鳥した経緯や、野生に復帰した個体が住みやすい環境を構築するために、田植え以前の早期湛水や、オタマジャクシがカエルに成長するまで中干しを行う時期を約1か月ずらしていること等、コウノトリの餌になる田んぼに住む生物への配慮や、無農薬(または減農薬)、化学肥料不使用等の環境に配慮した取組みをスライドや動画で説明。また、貯蔵した米を輸出向けに包装されるまでの工程や、田んぼの生き物調査の様子等を動画で紹介した。

 農林中金香港駐在員事務所の浅田健一所長と澤田大駐在員は、「コウノトリ育むお米」や日本産米の輸出状況等について説明。日本国内では人口減少により輸出が促進されていることや日本産米の輸出先第1位が香港であること、また香港で販売されている精米や、パックご飯・おにぎり等の加工品について、写真やグラフ、数値を交えて紹介した。

 14日の授業では、生徒から「中国のお米は細長いのに日本のお米が丸いのはなぜ?」「より良いお米作るためにどんな努力や工夫をしていますか?」等の質問が寄せられた。

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