JA全農は20日、第4回乾椎茸入札会を開いた。九州現地入札会を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で会場が閉鎖されたため、全農・椎茸事業所(埼玉県久喜市)の入札場へ集荷・開催場所を変更した。
入札本数は、熊本395本、長崎61本など、458(前回744)ケースで、平均値はキロ当たり3833円の保合。最高値は、熊本・JAくまの「スライス」でキロ当たり5840円だった。
品柄・入札結果について全農では「出品物は4月の九州現地入札会に比べ特用加工系の比率が高く、ヒダ色の劣るものが多かった。縁が残った軽く色目の良い特厚系が前回同様に多かった」「どんこの出品は前回同様に少なく、スライスも少なかった」「急遽の開催場所変更に伴い、出席商社数の減少を懸念していたが、参加商社は17社と多く、全般的に引き合いはしっかりとしており、規格別単価はほぼ保合となった」としている。今後は、6月11日に品評会特別入札会、6月23日に佐渡特集入札会、7月7日に島根特別入札会の開催を予定している。