㈱サタケ(佐竹利子代表取締役、広島県東広島市)は、稼働効率と安全性がさらに向上した新型ロータリーシフターを、5月20日に発売する。
精米工場では精米後の精選工程において、白米に混じる糠玉や砕粒などを除去しており、おもにロータリーシフターが使用されている。
サタケによると新型機は、運転終了時に残粒が迅速に排出される構造となっており、ロット切り替え時間が約2分と従来機に比べ約7分の1に短縮、多品種少量生産における稼働効率を大幅に向上できるという。また、分解清掃にかかる時間は約30分と、従来機に比べ3分の1に短縮。砕粒選別部の各選別スクリーンには特殊磁性ステンレスを採用し、万が一破損した場合でも磁力選別機で破片を除去できるほか、カバー類には脱落防止ノブボルトを使用、混入事故を未然に防止するなど、安全性もさらに向上したことが特長。メーカー希望小売価格は308万円(税込)。精米工場などに年間40台の販売を見込んでいる。