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農林中金がファンドを通じてシンガポールの食品Eコマース企業に出資

2021年5月6日

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は4月30日、農林中金イノベーションファンドを通じて、インドネシアにおいて生産者から消費者へ直接生鮮食品を届けるECプラットフォーム「Sayurbox」を運営するKulawarga Asia Pte Ltd(所在地=シンガポール、2016年設立)に出資したと発表した。

 農林中金では今回の出資について「インドネシアの国民平均年齢は30歳前後とされ、急速なスマートフォンの普及も背景に様々なオンラインサービスが出現し、デジタル取引市場が大きく拡大している。その一方で、食品EC化率は1・1%(2018年)と同2・8%の日本同様に低水準であり、食品流通過程においては深刻なフードロス等の問題が生じている。同社の提供する『Sayurbox』はデジタル技術を活用し生産者と消費者を直接結び付けることで流通コストを削減し、こうした社会課題の解決にも貢献している」「当金庫は本ファンドを通じた同社への出資を通じ、テクロノジーを活用した食品流通最適化を支援するとともに、現地食品流通エコシステムへのアクセスを通じた事業シナジー創出等も検討していく」と説明している。

※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載いたしております。

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