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多摩サイトにグリーン電力を導入=森永乳業

2021年4月22日

 森永乳業㈱(東京都港区)は、4つの事業所(東京多摩工場、大和工場、装置開発センター、東日本市乳センター)からなる多摩サイトにおいて、東京電力エナジーパートナー㈱(東京都中央区)とこのほど、「グリーン電力証書」の購入に関する契約を締結した。

 同社は、2019年度から開始した中期経営計画の中で〝ESGを重視した経営〟を掲げ、その重要取組課題の一つである「環境」への取り組みとして、グループ全体で21年度までに13年度比8%のCO2排出原単位削減を目標としている。

 東京多摩工場は牛乳や飲料、ヨーグルトなどを年間約240千t(19年度実績)、大和工場は育児用ミルクなど粉乳を年間約20千t(同)製造する同社の主力工場。今回のグリーン電力導入により、多摩サイトで購入している年間6000千kWhがグリーン電力に切り替わることで削減するCO2排出量は年間約2650tを見込んでいる(19年度に多摩サイトの生産活動に伴って排出したCO2総量の約6%に相当)。

《グリーン電力》風力、太陽光、バイオマス(生物資源)などの自然エネルギーによる電力で、発電に際しCO2を発生しないと考えられているため、活用することで環境負荷軽減に貢献することができるとされている。

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