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保険証券用封筒の一部に音声コードを導入=共栄火災

2021年4月16日

 共栄火災海上保険㈱(助川龍二社長)は、高齢者や目の不自由な顧客に対するサービス向上の取組みとして、保険証券を発行する際に使用する専用封筒の一部に音声コード(Uni―Voice)を導入した。

 この音声コードは、JAVIS(特定非営利活動法人日本視覚障がい者情報普及支援協会)が開発した漢字を含む文字データを記録できる2次元バーコード。携帯電話やスマートフォン・タブレット端末に対応しており、顧客の手元に届いた保険証券用封筒に印字してある音声コードを専用アプリで読み込むことで、音声コードに格納された情報を音声で読み上げると同時に、テキストで画面表示して確認することができる。音声コードには、封筒に記載しているメッセージや、共栄火災からの重要なお知らせなどを搭載している〔写真は、保険証券用封筒の裏面〕。

 また、封筒の音声コードがある位置には、半円の切り欠き加工がしてあり、視覚障がい者が触覚によりコードの位置を把握しやすいようになっている。

 共栄火災では「当社は障がいのあるお客さまが制約なく当社のサービスを受けていただけるよう、コミュニケーションボードを当社の各拠点や保険代理店に設置し、コミュニケーションの補助として活用したり、筆談用の耳マークグッズ(メモ帳)を配備するなど取組みを行ってきた」「このたび、更なる情報のバリアフリー化を図るため、当社からの郵便物のうち自動車保険および火災保険の保険証券用封筒について、ご高齢や目の不自由なお客さまにも必要な情報を適時に、適切に入手できるよう、音声コードの印字を開始した」「この音声コードの印字について、順次対象を拡大していく予定。お客様本位の業務運営方針の一環として、今後もお客様サービスの向上に努めていく」としている。

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