三菱UFJニコス㈱とMastercardはこのほど、非対面取引専用バーチャルカード番号(以下、VCN)を導入し、カードレスで事前の利用制限から個々の購買決済データと拡張データの経費精算システムへの還元までを日本で初めて一気通貫できる法人カード「MUFGカード バーチャル」の取扱を1日から開始した。
「MUFGカード バーチャル」は、1回使いきりの非対面決済専用のクレジットカード決済サービス。三菱UFJニコスが発行する非対面法人取引専用で〝カードレス〟のパーチェシングカードに紐づく子カード(子番号)として、各購買・発注ごとに導入法人が自らVCNを取得し、子番号の利用条件(利用上限額や有効期間など)を設定して使用できる。両者によれば、これまでの「カード与信枠」でのB2B購買管理を、個別の購買単位で実現するこのサービスは、一般企業だけでなく、政府や地方自治体、さまざまな団体にも有益であり、政府の推進するキャッシュレスの流れに合致した新たな取り組みとなっているという。
両者は、「本サービスの提供により、B2B決済の『ニューノーマル』を実現し、一層需要の高まる〝非対面〟決済市場のキャッシュレスニーズに対応していく」としている。