㈱クボタ(大阪市浪速区、北尾裕一代表取締役社長)は、研究開発体制のグローバル化の一環としてフランス(クレピ アン バロア市)に研究開発拠点を新設した。欧州は、120~180馬力の畑作用トラクタにおいて世界最大の市場とされ、同社では畑作トラクタ事業における最重要地域と位置づけ、同クラスのトラクタ「M7シリーズ」をフランスで生産、市場攻略を進めてきた。市場に近い欧州に研究開発拠点を開設したことで、現地のニーズに合った製品を素早く投入する体制が整ったことから「今後、日本の開発拠点と連携し、欧州をはじめ全世界での畑作市場での事業拡大を図っていく」としている。投資額は約73億円。