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農林中金秋田支店が秋田県農業法人協会若手会と「パートナー研修会」開く

2021年3月17日

 農林中央金庫秋田支店はこのほど、秋田県農業法人協会若手会と共催で、パートナー研修会を秋田県秋田市で開催した。

 同研修会は、将来の秋田県農業を担う県内の若手農業者同士の関係構築、農業経営における課題解決に加えて、次代を担う後継者の育成を目的としたもので、会員など約40名が参加した。

 長野県北佐久郡御代田町でレタスをはじめとする高原野菜(総栽培面積約32ha)の生産を行う㈱ベジアーツの山本裕之代表取締役が「人の育つ会社を目指して」と題して講演した。「『仕事』を通して『人』を幸せに」という経営理念のもと、農業の可能性を引き出すためのチーム作りを通じた人材育成や、女性活躍の取組みなどについて説明が行われた。その他、社内SNSによる情報共有、情報通信技術(ICT)を活用したデータに基づく土壌づくりに取り組んでいる事例等も紹介された。参加者からは、「新卒採用を行ううえでの課題やメリット」や「社内SNSの活用」などについて質問や意見交換が活発に行われた。

 同講演は新型コロナウイルス感染症拡大防止、および今年2月に福島県沖で発生した地震による影響を踏まえ、リモートで行われた。農林中金秋田支店では、コロナ禍による農業経営の影響が懸念される中、今後も農業法人の課題解決に向けた取組みを積極的にサポートすることとしている。

 なお、若手会は、各種研修会、交流会等の開催を通して、会員の経営の継続性や発展性の確保ならびに秋田県農業の振興に寄与することを目的として、2015年2月に設立し、県内45歳以下の若手経営者や従業員等が所属している(2021年1月末時点、会員数29名)。

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