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農業用生分解性資材普及セミナーと生分解性マルチ導入推進シンポをオンラインで開催

2021年3月8日

 農業用生分解性資材普及会(ABA)は17日、「農業用生分解性資材普及セミナー2021」と「生分解性マルチ導入推進シンポジウム」をZoomウェビナー形式でオンライン配信する。参加申込書はABAのホームページ(http://www.aba-seibunkai.com/)に掲載している。概要は以下の通り。

《農業用生分解性資材普及セミナー》13時半~17時。農水省後援。参加費2000円(講演資料を冊子にして開催後に送付)。▼主催者挨拶、2019年度生分解性マルチの出荷量動向(農業用生分解性資材普及会)▼農業生産におけるプラスチック問題への対応(農水省生産局農業環境対策課・大城智弘氏)▼生分解性プラスチック分解酵素の有効活用〔仮〕(農研機構農業環境変動研究センター・北本宏子氏)▼生分解性樹脂メーカー・国際企業の動向と展望…①BASFのサステナビリティへの取組み(BASFジャパン㈱・寺田道弘氏)、②BioPBSと生分解性コンパウンド樹脂(三菱ケミカル㈱・曽田直紀氏)、③PLAの原料サプライチェーンとマーケット、農林水産分野の利用(オー・ジー㈱・青木洋氏)。 

《生分解性マルチ導入推進シンポジウム(令和2年度農山漁村6次産業化対策事業、農林水産分野における持続可能なプラスチック利用対策事業、農畜産業プラスチック対策強化事業)》10時~11時半。参加費無料。今年度、生分解性マルチの普及が進んでいない地域や品目において栽培実証を行い、マルチとしての機能性、作業性、耐久性、経済性などを調査。生分解性マルチに関する基調講演と、栽培実証から導入効果や普及への課題を探る。
 ▼基調講演「生分解性マルチの理解のために。特性と利用の現状、取り巻く環境」(農業用生分解性資材普及会)▼今年度の栽培実証報告…①福島県JA会津よつば管内 ロマネスコへの導入事例、②千葉県JAきみつ管内 レタスへの導入事例、▼シンポジウム「生分解性マルチの導入メリットと普及への課題」。パネラーは、坂井久純(ユニック㈱)・北本宏子(農研機構農業環境変動研究センター)・島地英夫(東京都農林総合研究センター)各氏、農業用生分解性資材普及会会員。

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