山形庄内「雪若丸」等6産地品種が初特Aを取得
日本穀物検定協会は4日、令和2年産米の食味ランキングを発表した。同協会が、良質米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため、昭和46年産米から全国規模の代表的な産地品種について食味試験を実施し、その結果を毎年公表しているもの。
50回目となった今回は、154産地品種(元年産は155産地品種)について食味試験を実施、最高位となる「特A」取得は53点(同54点)となった。「A」に評価されたものは77点(同73点)、「A´」は24点(同28点)で、「B」と「B´」はいずれも該当なし(同該当なし)となった。
令和2年産米で「特A」評価を獲得した53産地品種のうち、元年産でAだったものは12点、「A´」だったものが2点あった。また、「長崎・なつほのか」は2年産で新規にランキングの対象となり「特A」となった。一方で、元年産で「特A」だったもののうち、2年産では「A」になったものが15点あった。
また、「山形・庄内・雪若丸」「埼玉・県北・彩のきずな」「埼玉・県西・彩のきずな」「愛知・三河中山間・ミネアサヒ」「鳥取・コシヒカリ」「長崎・なつほのか」が初めて「特A」を取得した。
食味ランキングの対象品種ではないが、各県等と相談の上、今後生産を奨励していきたい品種や話題性のある品種などを毎年選定し、食味試験を実施した結果を発表している「参考品種」は、2年産では3産地品種について実施した。
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