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本荘由利森組と農林中金秋田支店が秋田県立図書館に木製テーブルを寄贈

2021年2月17日

 秋田・本荘由利森林組合(小松佳和組合長)と農林中央金庫秋田支店(木村直人支店長)は12日、秋田県立図書館(高橋貢館長)に対して、秋田杉を用いて製作した木製テーブル2台を寄贈した。

 テーブルは秋田県立由利工業高等学校建築科の3年生4人が課題製作で作ったもので、秋田杉の美しい正目を生かしており、木の温もりが際立つ仕上がりとなっている。

 秋田県立図書館で行われた寄贈式では、小松組合長、木村支店長が高橋館長に目録を贈呈した。小松組合長は「由利本荘市の木を使って大変よいものを作っていただき生徒の皆様には感謝している」、木村支店長は「森林・林業や国産材利用の大切さが多くの人々に伝わることを願う」とそれぞれ話した。また、生徒代表として三浦拓真さんは「円形の加工など難しい部分もあったが、多くの方々に利用してもらえるものを作ることができて嬉しい」と話した。高橋館長は「この先、50年、100年と大切に使わせていただきたい」と感謝の言葉を述べた。

 秋田県の森林組合と農林中金秋田支店は、今後も木育活動や木製品の寄贈などを通じて、県民や地域住民の方々に県産木材への理解やその利用促進を図っていき、秋田県林業の持続的な発展に貢献していくとしている。

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