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農林中金福岡支店が木育活動を相次ぎ実施

2020年12月4日

 農林中央金庫福岡支店は、農林水産業を基盤とする金融機関として、国産材利用拡大活動に取り組んでいるがこのほど、木育活動を相次ぎ実施した。 

佐賀市立春日北小学校での木育活動

 佐賀県森林組合連合会、佐賀市立春日北小学校PTAとの開催。同小学校6年生計94名を対象に、県森連による講義(森林の基礎知識、森林の役割等)、保護者と一緒に万能台(小さい台)を制作。木育座学、木工品作りを通じて、木の良さや森林の大切さを学んだ。佐賀県の国産材利用拡大活動では、過去複数回にわたり森連・森組と小学校での木育活動を実施しており、同小学校では昨年度に続く開催。コロナ禍により親子で参加できるイベントが減少していたなか、野外での木育活動は親子で参加できる大変貴重なイベントとなったという。

木花こども園への宮崎県産材木製遊具寄贈式・メイキングムービー上映会

 宮崎県森林組合連合会との開催。宮崎市内に住む子ども達に地域の木に触れ、楽しんでもらおうと県森連と農林中金が木製遊具を製作、木花こども園に寄贈された。木花こども園は、昭和20年代に地域住民(木花振興会)が共同で造林したスギの伐採代金で設立。現在ではこども園と山との特別なつながりについて知る者が少なくなっていることから、今回のプロジェクトでは、木花こども園と山や木のつながりを結び直すことを目的に、県森連が企画立案した。寄贈イベントでは、同プロジェクトの設立背景や意義について紹介するムービーを上映。園児が参加して、こども園内にあるウッドデッキにスギ精油を塗るメンテナンス作業を行った。

 農林中金福岡支店では、「今後も関係各所と連携しながら、より多くの方に木の良さ、重要性を知っていただけるよう国産材利用拡大活動を継続していく」とコメントしている。

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