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防虫ネット「虫フラッとネット」を新発売、ハウスの暑さ対策と害虫の侵入防止を両立

2020年11月19日

 小泉製麻㈱は微小害虫の飛行を妨害し、ハウス内への侵入を防ぐ防虫ネット「虫フラッとネット」を新開発、このほど販売を開始した。夏場、高温となるハウスの換気と微小害虫の侵入防止を両立させた。

 ネットに使用しているポリエチレン製の糸自体がミクロな凹凸構造をしており、太陽光の紫外線領域を反射。微小害虫の背光反応を阻害して飛行錯乱を引き起こす。ネットの目合は0・6mm×0・6mmであり、防虫ネットとして最小ではないが、この害虫忌避効果により微小害虫の侵入を防ぎ、同時に通気性も確保した。赤外線を反射する効果もあることから遮熱効果も期待でき、ハウス内が高温になることを防ぐ。

 同じく微小害虫の飛行妨害効果がある既存商品の農業用防草シート「虫フラッとシート」をハウス内外に敷設することで相乗効果を発揮する。同社は同シートの開発上市後、同じ機能を持つ糸を使用した防虫ネットの開発に着手。防虫性を維持しつつ、耐久性を保つことに開発の苦労があった。ネットの規格は2・1m幅×100m巻。価格は1本3万5000円(税別)。年間50万㎡の販売を目指す。

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