クミアイ化学工業㈱(小池好智代表取締役社長)は、自社開発剤アクシーブ(一般名:ピロキサスルホン)とアクシーブを有効成分として含有する畑作用除草剤が、8月5日付でブラジルにおいて農薬登録された、と発表した。
同社が開発したアクシーブは、ダイズ、コムギ、トウモロコシなどの主要作物に幅広く使用可能で、2011年に豪州で登録取得以降、ブラジルは16か国目の登録取得国となる。ブラジルでの同剤の販売は、同社持分法適用会社のイハラブラス社を通じて開始する。アクシーブはダイズ、コムギに加えて、サトウキビ栽培において問題となっているイネ科雑草から小型広葉雑草まで幅広い雑草に高い効果を示すことから、ブラジルでは、これらの作物を対象に土壌処理兼茎葉処理型除草剤として普及・拡販し、総普及面積100万haを目指す。
同社はアクシーブを成長戦略の柱として位置付け、今後も各国での農薬登録を進め更なる販売拡大を推進する方針。