JA全中(全国農業協同組合中央会)は4日、学校や自宅庭、ベランダで手軽にお米作りができる「バケツ稲づくりセット」について3月から無料配布を行い、すでに23万セットを配布したと発表した。
JAグループでは、平成元年から「バケツにミニ田んぼを作り、お米や農業に興味と理解を深めて、日本型食生活に食事を見直してもらいたい」として「バケツ稲づくり体験」事業を手掛けており、公式ウェブサイト内で、バケツ1個分の種もみ、肥料、マニュアルのセットを令和2年度は27万セット配布を用意し、3月から配布していたもの。
全中では、「(新型コロナウイルス感染症対策による教育機関の休校措置の状況下でも)食育が大切だと考えている先生が大勢いて、バケツ稲づくりが役立てられているといった声が、今年度は数多く寄せられている」「個人の参加者からは在宅中に『家族の心の癒し』になるという声が寄せられている」としている。
なお、今年度の無料セット配布は6月12日まで行っている。