JA全農はこのほど「みのるダイニングさんすて岡山店」をオープンした。同店は、旬の岡山食材を和洋食メニューで楽しめる『食堂』として、同県特産の野菜である黄にらやパクチーをはじめ、瀬戸内海で水揚げされた牡蠣殻を栽培や飼料に用いた「里海米きぬむすめ」「里海卵(さとうみたまご)」や、「おかやま和牛肉」「ピーチポーク」など、県産食材を使用した定食・アラカルト・デザートをメニューに揃える。グリル盛り合わせ等のシェアプレートをはじめ、ワインや地ビール・果物サワーなどの酒類、牛乳や紅茶などのソフトドリンクも同県でつくられた品を多く提供する。また、のれんやメニューカバーに〝岡山デニム〟を用いる等、地域の独自色を出す店づくりも行っている。
開店から2週間の様子を、同店の吉田恵店長は、「ランチ営業は〝ママ友〟同士や若い方等、女性が多く、開店前やピーク時はお待ちいただくこともある」と話す。
人気メニューは、「岡山県産牛とピーチポークの自家製ハンバーグ」「岡山県産ピーチポークの生姜焼き」、デザートでは「旬の果物パフェ」「蒜山ジャージー牛乳と里海卵で作った自家製プリンアラモード」。
午後の店内には、テーブル席で食事を楽しむ女性グループや、カウンター席でスイーツとコーヒーを注文しパソコン作業をするサラリーマンの姿も見られる。
同店はみのりみのるプロジェクトの16店目の直営店舗。同プロジェクトは、飲食店の「原産地表示」の意義を消費者に広く啓発し、外食産業における国産農畜産物の利用拡大を促進するため、国産食材100%(代替困難なコーヒーや香辛料等を除く)による飲食店舗を運営している。