農林中央金庫秋田支店はこのほど、秋田県農業法人協会と共催で、農業経営者トップセミナーを開催した。
セミナーは、全国で活躍している農業経営者や有識者等を講師に迎え、経営トップとしての経営管理能力や、生産技術の向上・発展を図ることを目的としたもので、会員等約60名が参加した。
地元秋田県出身で日本人女性として初めて世界第2の高峰であるK2を登頂し、現在は写真家として活動している小松由佳氏が講師を務め、「ヒマラヤを登る、難民を撮る~登山家、写真家としての挑戦~」と題して講演。登山を始めた当時のエピソードやK2登頂時の出来事を交えながら、困難に直面した際の瞬時の判断力やリスク管理の考え方、自身の新たな挑戦等について話した。また、消費増税を控えるなか、秋田南税務署の担当者が「消費税の軽減税率・インボイス制度を考える」と題して講話を行った。
農林中金秋田支店では、秋田県における農業振興のため、今後も農業法人のニーズに合わせたセミナー等の開催を行うこととしている。 なお、法人協会は、会員の自主性と主体性を基本にした組織的活動により、農業法人などの健全な経営発展と、トップマネージャーとしての経営管理能力の向上を図るとともに、農業の社会的ステイタスの確立と振興・発展に貢献することを目的として、1994年4月に設立された(2019年6月24日時点、会員数49名)。