農家所得の向上と国産野菜の消費促進への貢献めざす
農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は6日、国産野菜にこだわったサラダボウル専門店を運営する㈱WithGreen(東京都中央区、武文智洋代表取締役社長)に対して、「F&A(Food and Agri)成長産業化出資枠」(*)を通じた出資を行った、と発表した。
WithGreenは、国産野菜にこだわり、利用者が自由に野菜、肉、玄米等の様々なトッピングやドレッシングを選ぶことができるサラダボウル専門店で、2016年1月設立。
今回、農林中金を含む4者が、同社に対して、第三者割当増資で総額2億3000万円の出資を行った。同社は、今回調達をした資金を活用し、現在出店している7店舗からさらに店舗を拡大する予定。
農林中金では「JAグループのネットワーク等を活用し、生産者とWithGreenをつなぐことを通じて、農家所得の向上と国産野菜の消費拡大に取り組んでいく」とコメントしている。
*「F&A(Food & Agri)成長産業化出資枠」 2016年5月、農林中金が「農林水産業の成長産業化」への貢献の一環として、農林水産業の高付加価値化・生産性向上のため、系統団体および国内外の企業との協働、およびそれを支えるリスクマネーの供給を目的に設定。