井関農機㈱は14日、2019年12月期(2019年1月~12月)決算〔連結〕を発表した。
売上高1498億99百万円(前期比3・9%減)、営業利益27億45百万円(同13・6%減)、経常利益11億8百万円(同57・8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億23百万円(同33・7%減)と減収減益。期末配当は30円とした。
同社では2019年12月期について、「国内農業環境は、担い手への農地集積や畑作・野菜作への作付転換など農業の構造的な変化が進む中、農機市場は消費増税に向けた駆込み需要が見られたものの、基本的には横ばいで推移。当社グループでは、国内においては新商品の投入や顧客対応の充実を図るなど、農業構造変化への対応強化、海外では主力市場である北米、欧州、中国、アセアンでの販売強化に努めた」と説明している。商品別の売上状況は以下の通り。
〈国内〉整地用機械(トラクター、乗用管理機等)は前期比7・5%減の253億73百万円、栽培用機械(田植機、野菜移植機)は同1・5%減の90億49百万円、収穫調製用機械(コンバイン等)は同6・9%減の185億91百万円、作業機、補修用部品、修理収入は同0・5%増の408億9百万円、その他農業関連(施設工事等)は同6・7%減の238億94百万円。
〈海外〉整地用機械(トラクター等)は前期比2・2%減の253億19百万円、栽培用機械(田植機等)は同39・5%減の11億77百万円、収穫調製用機械(コンバイン等)は同193・1%増の17億4百万円、作業機・補修用部品は同1・0%増の28億2百万円、その他農業関連は同39・4%減の11億77百万円。