農林中央金庫関東業務部は、神奈川県森林組合連合会と共同で、茅ヶ崎市に神奈川県産材で製作した学習机40脚、木育キット(コースター121個)を寄贈した。
農林中金は、農林水産業の協同組合を基盤とする金融機関として、農林水産業振興や社会への貢献を目指したCSR活動に取組んでおり、森林・林業分野では、森林組合系統や地域の林業関係者と連携して、公共施設への木製品寄贈や、子どもたちへの木育活動等、木のぬくもりや、森林の大切さを伝える取組みを行っている。
今回寄贈された学習机は、特殊加工によって、高い表面硬度と軽量化が実現されている。茅ヶ崎市立西浜小学校の教室に設置され、児童に利用される。また、コースターは同校4年生を対象に、森林が担う役割の大切さを学ぶ「木育活動」(18日)において、児童が実際に手にとって組み立てる予定。
14日、茅ヶ崎市役所で行われた寄贈式に茅ヶ崎市の佐藤光市長、神奈川県森連の稲垣敏明代表理事専務、農林中金の竹渕晶代関東業務部部長らが出席。竹渕部長は「今回の寄贈をきっかけに西浜小学校の児童の皆さんをはじめ、多くの方々に木の持つぬくもりや心地よさを感じていただくこととなり、国産材の利用拡大や神奈川県内の林業振興の一助となれば幸い」と挨拶、佐藤市長は「大変ありがたい。木育を通して、しっかり大切に使わせていただく」と謝辞を述べた。佐藤市長から感謝状が贈呈された。