農林中央金庫福岡支店はこのほど、熊本県森林組合連合会と共同で、熊本県下の益城町立津森小学校と熊本市立田底小学校で木工教室と木育授業を行った。児童が身近な材料を使用して、木製品の製作を体験することで、木のぬくもりを感じながら木の役割や木の良さについて理解してもらおうと実施されたもの。また、両校には学童用移動式ラック、木製の椅子とテーブル等の木製品が寄贈された。
木育授業を行ったのは、熊本大学教育学部の田口浩継教授。木の成長や年輪が出来る仕組みなど、木自体のことを中心に授業が展開された。
木工教室は、児童が持ち帰り、大切な思い出として家庭で使用できるよう、菊池産の杉の間伐材を用いて本棚の制作が行われた。
農林中金では「田口教授に分かりやすく森林や林業の役割について話していただくことで、自然を大切にする心を育む機会を提供することができた」「実際に木と触れ合いながら、木の良さについて理解を深めてもらうことができた」とコメントしており、引き続き熊本県内で木工教室および木育授業に取り組んでいきたい、としている。