「獺祭」の蔵元である旭酒造㈱(山口県岩国市)はこのほど、山田錦の品質を決めるコンテストを開き、「グランプリ」「準グランプリ」「優秀賞」の3名を決定した。
全国の生産者から2019年に収穫する「獺祭」の原料米となる山田錦を出品してもらい、その品質を審査したもので、エントリー数160、出品数45点の中から、▼グランプリに栃木・山田錦栽培研究所の坂内義信氏、▼準グランプリに兵庫・藤田山田錦部会の藤原健治氏、▼優秀賞に栃木・山田錦栽培研究所の白井勝美氏の山田錦が選ばれた。それぞれ50俵が2500万円、1000万円、500万円で買い取られる。
受賞者は「このお金は、さらに来年質のいい山田錦がとれるよう、設備投資に充てたい」「天候に恵まれなかったが努力が実って良かった」と喜びの感想を語った。