三菱ケミカル㈱(和賀昌之社長)は、瀋陽秋実農業科技発展有限公司(本社=中華人民共和国遼寧省)との間で、植物工場事業に関する戦略的提携について合意した。三菱ケミカル子会社の三菱ケミカルアグリドリーム㈱、無錫菱陽生態農業設施科技有限公司が、9月6日に瀋陽秋実との間で戦略的パートナーシップ協定を締結した。瀋陽秋実は、中国・東北地方に強いネットワークを持つ育苗業者。2018年から三菱ケミカルの植物工場システムを導入し、年間500万株の苗、年間60tの葉物野菜を生産している。
戦略的提携の内容は、①中国初となるトマト及びイチゴを対象とする植物工場システムの瀋陽秋実への納入、②三菱ケミカルによる納入後の植物工場のトマト及びイチゴの実証農場としての活用、③瀋陽秋実による三菱ケミカルの植物工場の中国東北地域及び内モンゴルにおける拡販協力、を盛り込んでいる。