農林中央金庫秋田支店はこのほど、秋田県農業法人協会と共催で、令和元年度第1回例会を開催した。法人協会会員間の相互研鑽や情報交換を行うとともに、会員以外の農業経営者との交流を通じて組織活動の強化・活性化を図ることを目的としたもので、会員等約60名が参加した。
千葉県で農事組合法人和郷園の代表取締役を務める木内博一氏が講師を務め、「農業の未来を、届けるために。」と題して講演。農業生産に加えて、冷凍野菜、カット野菜、リサイクル事業、ミニスーパーや農園リゾートといった農業を中核とした多角的な経営手法について話した。また、水稲や蕎麦の生産を行う農事組合法人はっぽう農園の芳平理事や、水稲の生産を行い、法人協会の副会長を務める有限会社米道ふたついの桜田代表取締役が、それぞれ「我が社の経営戦略」と題して経営事例報告を行った。
農林中金秋田支店では、秋田県における農業振興のため、今後も農業法人のニーズに合わせたセミナー等の開催を行うこととしている。
なお、法人協会は、会員の自主性と主体性を基本にした組織的活動により、農業法人などの健全な経営発展と、トップマネージャーとしての経営管理能力の向上を図るとともに、農業の社会的ステイタスの確立と振興・発展に貢献することを目的として、1994年4月に設立された(2019年7月末時点、会員数50名)。