【終了】 日本公庫は21・22の両日、東京・有明の東京ビッグサイトで国産農産物をテーマとした全国規模の展示商談会「アグリフードEXPO東京2019」を開催する。
同EXPOは、「国産」にこだわり広域に販路拡大を目指す農業者や食品加工業者とバイヤーをつなぎ、ビジネスマッチングの機会を提供する展示商談会。東京での開催が14回目となる今回は、全国各地の稲作、野菜、果樹、畜産などの農業者や食品加工業者など668先が出展する。
同EXPOの出展者から「これまで商談が成約となっても、物流費がネックとなり、取引をスタートできない」との声が多く寄せられたことから、新たに「物流相談コーナー」を新設。国内外で農産物の流通を手掛ける㈱テロワール・アンド・トラディション・ジャパンと青果物の配送に特化した物流企業である㈱ライズトランスポートの2社が参加して、「小口対応可能な業者を探している」「物流費が高く困っている」など出展者の物流に関する相談に対してアドバイスを行うとしている。
東日本大震災発生後の第6回開催以降設けている「復興支援コーナー」では、今回は岩手・宮城・福島の各県をはじめとする1道6県の特産品をPRする。また、同EXPOでは、事前予約制の個別商談会を実施。食品輸出商談会や海外展開相談コーナーも設ける。
日本公庫では「現在、国の施策において農林水産業を成長産業とするために、『6次産業化』や農産物・食品の『輸出』を促進することが重点的な取組みに位置づけられている。アグリフードEXPOを通して、これらに取り組み、地域の農産物に付加価値を付けることで、競争力を高めようと頑張っている農業者や食品加工業者を応援していく」とコメントしている。