日産化学は5月15日、今年1月22日に農薬登録を取得した野菜・茶用新規殺虫剤「グレーシア乳剤」を発売した。新規有効成分「フルキサメタミド」がチョウ目害虫やアザミウマなど、薬剤抵抗性害虫を含む広範囲の害虫に約2週間の殺虫効果を示す。成分が直接害虫に作用するため食害前の防除が可能。また、訪花昆虫であるミツバチ・マルハナバチへの影響が少なく、散布後に雨が降っても効果が落ちにくいことなども特長に挙げている。
同社は「中期経営計画の中で(同剤を)農業化学品事業の成長の源泉として掲げており、国内外での売上100億円を目指す」とコメントしている。