令和2年の政令指定土壌改良資材の全国の農業用払出量は23万1777tで、前年に比べ16%減少した。
このうち、国内生産されたものは前年比15%減の21万4541t、輸入されたものは25%減の1万7236tとなった。
農水省大臣官房統計部が27日公表した「令和2年土壌改良資材の農業用払出量調査結果」による。
区分別に見ると、最も多いのがバーク堆肥で同10%減の14万7909t、次いで泥炭(16%減、2万3416t)、ゼオライト(15%減、2万113t)、となった。また、パーライトが46%減の1万2698t、バーミキュライトが40%減の6795tとなるなど減少が大きかった一方、ベントナイトは17%増の1773tと増加した。
なお、調査は、地力増進法に基づき政令で指定している土壌改良資材について、農業用払出量を把握し、その安定供給等による地力の増進対策を推進するための基礎資料を得ることを目的に行われている。
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