日本農薬㈱(友井洋介社長)はこのほど開催した取締役会で、コルテバ・アグリサイエンス日本㈱およびダウ・アグロサイエンス日本㈱(以下、両社あわせて「コルテバ社」)との間で、販売契約を締結することを決議した。
日本農薬とコルテバ社の販売契約は、国内農薬市場におけるシェア拡大を図るため、日本国内におけるコルテバ社製品の販売を日本農薬が行うもの。これにより、日本農薬は日本国内においてコルテバ社が直接販売している農薬製品を、2021年10月からコルテバ社に代わり販売を開始する。対象販売製品は別表の通り。また両社は今後、両社が保有する製品の研究・開発やスマート・デジタル農業等においても積極的に協業の可能性を探る、としている。なお、コルテバ社は、他の国内農薬メーカーを通じた対象製品を含む原体・製品供給販売事を従来通り継続する。
日本農薬は「安全で安定的な食の確保と、豊かな生活を守ることを使命として、社会に貢献することを基本理念に掲げ、これからも継続して高い安全性と機能を備えた農薬の提供と新規技術の創出に注力していく」とコメントしている。