静岡製機㈱は、新たな色彩選別機「SCS-110S」を6月に発売する。
「SCS-110S」は8インチ・6インチ籾摺機に対応するモデルで、ライスセンターでの利用を念頭に置いた製品。同商品は新たな機能として、①最大処理能力3・3t/時(不良混入率8%時)、8インチ籾摺機に対応、②前・後・透過カメラで同時検出するトリプルカメラシステム、③不良位置が米粒のどの位置にあっても、米の中心位置を検出し排除時に巻添え(ロス)になる良米を抑える中心検出システム、④青米選別あり・なしが選択可能(青米選別をしないときは緑色光源、青米選別するときは赤色光源を使用)、⑤籾摺りラインの流れ方向により、注文時に良品排出口の方向を右・左流れの選択可能、⑥直感的に迷わず操作可能な大型タッチパネルを採用、の6点の新機能を搭載している。
静岡製機によると、「以前から5インチ籾摺機まで対応する大型色彩選別機を販売していたが、大規模生産者への作付け集約が進む中で、さらに処理能力の高い色彩選別機を望む声を受けた」と開発に至った経緯を説明している。
電源は三相200V・1380KW、メーカー希望小売価格は432万3000円(税込)。