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農林中金が東北生乳販連に融資、宮城県内生乳冷却施設の機能強化で

2021年4月7日

 農林中央金庫仙台支店はこのほど、東北生乳販売農業協同組合連合会(宮城県仙台市、伊藤一成代表理事会長)に対して、宮城県内生乳冷却施設の機能強化資金112百万円の融資(食農バリューチェーン戦略応援融資)対応を行った。

 東北生乳販連は、東北6県の酪農家が生産した生乳を集荷し、乳業会社等へ販売する酪農専門団体(2001年設立)。東北6県の生乳流通合理化に取り組んでおり、今回の融資は、そのうち宮城県における生乳冷却施設の再編に必要な資金に対応するもの。

 宮城県内では5か所の生乳冷却施設のうち、3つの施設を解体、残り2施設への機能集約および機能強化を実施することで、効率的な集送乳ラインを構築、輸送コストの削減や衛生管理の向上を通じて、酪農家の経営安定と消費者への安定供給が見込まれる。

 農林中金では「農林水産業の持続可能性確保に向けて、生産者・産業界・消費者をつなぐ食農バリューチェーンの架け橋となり、総合的なソリューションを提供することを通じて、農業者の所得向上に貢献していく」「今後も、投融資などの事業活動を通じて、農林水産業や地域社会の持続的な発展を目指し、新たな価値創造に挑戦する企業をサポート・応援していく」とコメントしている。

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