小泉製麻㈱はこのほど、業界初の農業用ハウス内張カーテン「ビーナスホワイトストロング」を新発売した。
ビーナスホワイトストロングは、東洋紡㈱の白色ポリエステル系合成紙「クリスパー」と小泉製麻の透明フィルムを組み合わせることで実現した。遮熱・保温・遮光カーテンの役割を果たすとともに、紫外線を透過するため受粉用の蜂を放飼できる多機能カーテン。
クリスパーはPETボトル環境リサイクル推奨マーク取得済の白色フィルムで、内部に多数の空洞があるため、保温性に優れ軽い素材。一方の透明フィルムも軽く、紫外線を透過して拡散光で反射するため作物に優しく紫外線焼けの心配もないことから、施設園芸全般(花・野菜・果樹)に使用できる。両フィルムの特徴を組み合わせることで相乗効果を発揮。アルミ箔ハウス内張カーテンと同等の反射率60%以上を実現しながらも、アルミ箔と異なり、白色で両面鏡面(両面で反射)であるため、ハウス内を明るく、より快適に作業しやすい環境にする。さらに、飛翔に紫外線を必要とする蜂の受粉作業も妨げない。
価格は365円/㎡(一般縫製含)。初年度の年間売上目標は10万㎡、3年後に50万㎡を目指す。