日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

日本IBMとカクイチが「農業の見える化」で農業改革を推進

2020年4月17日

 日本アイ・ビー・エム㈱(日本IBM)は、㈱カクイチの、ナノバブルウォーター(=直径1μm以下の気泡を含む水)とITを活用したアクアソリューション事業で、農業事業者に適確にアドバイスを行うシステムと、スマホアプリの構築を支援し、運用を今月から開始した。このシステムは、農園やビニールハウスに取り付けたセンサーから収集した、照度、湿度、気温、土壌の水分、地中温などのデータを収集・蓄積し、AIで時系列の因果関係を分析。その分析によって「見える化」された、最適な散水のタイミングやバルブの設定をもとにナノバブルウォーターを散水することで、農作物の収穫量や品質の向上を可能とするもの。

 カクイチは、このシステムのデータ分析モデル作成に、IBM Cloud上でデータ準備からAIモデル開発までシームレスに使える統合分析プラットフォームWatson Studioを採用した。

keyboard_arrow_left トップへ戻る