農林中央金庫福岡支店と鹿児島県森林組合連合会はこのほど、鹿児島県長島町獅子島の小中学生を対象に、木の良さや森林の大切さを学ぶ「木育授業」を行い、46名の児童が参加した。
県森連職員による授業では、写真や動画を交え、視覚的にも楽しめる内容であったことから、子どもたちは熱心に耳を傾けていた。また、鹿児島県北薩地域振興局職員からは、長島地域の林業について説明。枯葉や小枝が混ざった土と、砂を比べた時に前者のほうが、水が隙間に入り蓄えられ、土砂が流れづらいことを実験で示し、森林を保全することが防災にも役立つことを分かりやすく説いていた。
なお、鹿児島県では、毎年、鹿児島県森連と農林中金が県内の学校で木育活動を行っており、農林中金福岡支店では「引き続き鹿児島県内で木育活動に取組んでいきたい」としている。