日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

農林中金福島支店が相馬地方森組と連携、新地町へ木製品を寄贈

2020年1月30日

 農林中央金庫福島支店は、相馬地方森林組合と連携し、新地町に昨年12月に開園した釣師防災緑地公園へ震災前の地区内の様子をかたどったジオラマを展示する展示台、野外用テーブルベンチ2セットを寄贈した。

 釣師地区は、東日本大震災による津波で防波堤が破壊され、地区全域が流出・全壊し、壊滅的なダメージを受けた。震災後は災害危険区域に指定されていたが、町が買い上げ、津波の勢いを和らげる効果を持つ防災緑地公園として整備した。また、管理棟内には震災前の当地区の様子を復元したジオラマを展示するなど震災前の様子を後世に残していく施設としての一面も併せ持つ。

 このほど行われた目録の授与式に、新地町からは大堀町長、相馬地方森組からは八巻組合長、農林中金福島支店からは石川副支店長が出席した。寄贈に際して石川副支店長は「震災前の姿を伝えるジオラマの展示台として、公共施設を利用する町民に使っていただき、木製品の魅力が伝われば嬉しい」と話した。

keyboard_arrow_left トップへ戻る