日本文化厚生農業協同組合連合会(文化連)は六日、都内ホテルで「厚生連病院と単協をつなぐ医療・福祉研究会」を開催した。「厚生連病院と単協が協同し、切れ目のない医療・介護・生活支援の実現を」をテーマに設定、JAや厚生連病院の担当者など約五〇人が参集した。また、「厚生連医療経営を考える研究会」も同時開催され、厚生連病院の病院長や事務長など約四〇人が参加した。
両研究会合同の記念講演では、(一社)日本病院会の相澤孝夫会長が「超高齢化社会を迎えた日本における医療、介護の未来を展望する」と題して、高齢者入院医療の課題などを説明した。
主催者挨拶で神尾透経営管理委員会会長(写真、JA山口厚生連経営管理委員会会長)は、特に福祉研究会に関して「現在高齢化が進み、生活インフラの問題でも非常に大きな問題が提起されている中で、JAグループも地域の振興、生活支援事業を自己改革・農協改革の中で設定している」と説明し、「そうした中で厚生連病院と単協が協同して、切れ目のない医療・介護・生活支援を実現することをテーマに今回の研究会を設定した」と述べた。