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地域医療を守る病院協議会が総合診療専門医制度等を議論

2019年12月23日

 JA全厚連など6団体で組織する「地域医療を守る病院協議会」(押淵徹議長=全国国民健康保険診療施設協議会会長)は19日、都内で15回目の会合を開いた。

 会合では「総合診療専門医制度」「地域医療構想」等について議論を行い、日本専門医機構主導の新専門医制度について、現実にあった形に改めることなどを求める意見等が出された。また、厚労省が地域医療構想の一環として「診療実績が特に少ない」などとして統廃合を含めた再編の検討を求めるとともに公立・公的424病院の病院名を公表した件について、「極めて現実を離れた指摘だ」等の意見が出された。

 会合後の記者会見でJA全厚連の中村純誠理事長は「地方に行けば行くほど、総合診療医が必要だ。(厚生連では)4700名の医師が働いているが、その多くが実質的には総合診療医的な業務を求められている。早く制度の整理をして、一日も早く総合診療医の育成をしていく必要がある」と述べた。また地域医療構想については「医師の不足などの具体的な問題解決が不十分なままで公表されるのはどうかなと思う。地域の実情にあった体制を作っていくのは大事なことだが、もう少し丁寧な議論をしてほしい」と語った。

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