毎年の救急医療などへの取組みが評価される機能評価係数Ⅱで、JA北海道厚生連帯広厚生病院が三年連続、「DPC特定病院群(旧称=Ⅱ群)」のなかで最も高い値であることがわかった。これは三月二〇日に厚労省が公示した「厚生労働大臣が指定する病院の病棟並びに厚生労働大臣が定める病院、基礎係数、暫定調整係数、機能評価係数I及び機能評価係数IIの一部を改正する告示」により明らかになったもの。
またDPC対象病院のグループ分けもわかり、今回は「DPC特定病院群」一五五病院、「DPC標準病院群」一四九三病院が該当した。厚労省がすすめるDPC(包括医療費支払い)制度は、入院期間中に最も医療資源を投入した疾病に対して、厚労省が定めた一日当たりの治療費が支払われる制度。特に、大学病院本院を除くDPC対象病院の内、手術件数が多いなど、大学病院本院と同等の高度な医療を提供している機関を「DPC特定病院群」と定めている。
帯広厚生病院以外の厚生連病院は、茨城県厚生農業協同組合連合会総合病院土浦協同病院、新潟県厚生農業協同組合連合会長岡中央綜合病院、長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院佐久医療センター、愛知県厚生農業協同組合連合会豊田厚生病院、同安城更生病院、同江南厚生病院の六病院が、「DPC特定病院群」に該当した。