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農林中金秋田支店が県農業法人協会と第3回例会開く

2019年11月28日

 農林中央金庫秋田支店はこのほど、秋田県農業法人協会(法人協会)と共催で、令和元年度第3回例会を開催した。法人協会会員間の相互研鑽や情報交換を行うとともに、会員以外の農業経営者との交流を通じて組織活動の強化・活性化を図ることを目的としたもので、会員など約50名が参加した。農業経営者の育成を目的とする日本農業経営大学校の専任講師・小野史氏が講師を務め、「インタビューで知る食べ手のリアル~日本農業経営大学校ゼミ活動での実践から」と題して講演。自身の消費者インタビューでの事例を通じた、現代の多様な食卓と暮らしのあり方等について紹介した。「インタビューを行うことで、消費者との接点を作ることができ、そこで自社商品の課題やアイデアが見え、『作り手』である生産者そのものの意義を感じることができる」と強調した。また、法人協会と秋田県立大学との連携協定の一環として、「ICTを活用した新しい農業」や「水稲種籾の温湯消毒技術」といった大学の研究内容について情報提供が行われた。

 農林中央金庫秋田支店では、秋田県における農業振興のため、今後も農業法人のニーズに合わせたセミナー等の開催を行うこととしている。

 なお、法人協会は、会員の自主性と主体性を基本にした組織的活動により、農業法人などの健全な経営発展と、トップマネージャーとしての経営管理能力の向上を図るとともに、農業の社会的ステイタスの確立と振興・発展に貢献することを目的として、1994年4月に設立された(今年10月末時点、会員数50名)。

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